子育てのヒント

まちには いろんな かおがいて

2016年1月28日

マンホールのふたが笑っている。
公園の鉄棒が「さかあがりできるかい」と、聞いている。
身近で、いつも見ている使 っている物にも、いろんな顔があることを発見させてくれる。
町で出会ったそんな“顔”を写真に収めた、ユニークな写真絵本です。

まちには いろんな かおが いて (こどものとも絵本)
佐々木 マキ
福音館書店
売り上げランキング: 313,566

これはなんだ?と不思議そうに見ていた子どもたちも、ページがめくられるごとにわくわく。
倉庫の窓に「そんなにはしってころびなさんな」と言われて、「だいじょうぶ だってぼくおおきいもん」と、答える子どもに、本を読んでもらっている子どもたちもいっしょに頷いています。
顔を洗うのを忘れた木のへいの表情の、あまりのぴったりさに、拍手をしたくなります。

散歩に出かけた子どもたちは、いろいろな物との出会いを楽しみます。
その物に“顔”があって話しかけてくれたら、こんなに すてきなことはありません。
表紙の「おまちください」のボタンを押して、そんな世界を楽しんでください。
そして「ただいまー」と帰ってくる自分の家にもちゃんと“顔”があることを見つけてください。

文/県子ども読書アドバイザー 小木野依津子さん

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